• 歯を失ったときの治療法「入れ歯」「ブリッジ」とは？
• 入れ歯・ブリッジはどちらが良い？
• 入れ歯やブリッジのメリット・デメリット
• 入れ歯・ブリッジの取り扱い/お手入れ方法
• 当院で扱っている入れ歯の種類
• 当院で行う入れ歯・ブリッジの費用

入れ歯もブリッジも、歯を失ったときに行われる治療です。
入れ歯には、総入れ歯と部分入れ歯があります。総入れ歯はその名の通り、上顎または下顎のすべての歯を失ったときに使用するタイプです。部分入れ歯は、部分的に歯を失った場合に使用され、保険診療の場合はまわりの歯に引っかけて安定を得るための金具がつきます。
ブリッジは、部分的かつ連続的に1～3本の歯を失ったときに使用します。両隣の歯を削り、連結した人工歯列を、架け橋のようにして取り付けます。
歯を失ったときの治療として候補となるのは主に、入れ歯、ブリッジ、インプラントです。どの治療でなければいけないというわけではなく、患者様のお口の状態、ライフスタイルに合った治療を選択することが大切です。

＜入れ歯＞

• 強く噛めるお口を維持したい方
• 1本だけの歯を失った方

※1本だけの部分入れ歯も作製できますが、一般的に、インプラント、ブリッジの方が適していると言えます。

＜ブリッジ＞

• 奥歯がない方（引っかける歯がないため）
• 連続して多くの歯を失っている方

入れ歯とブリッジの違いが分かると、どちらがご自身に合っているのかを判断する材料になります。

		入れ歯	ブリッジ
治療期間		2週間～1ヵ月	1～3週間
見た目		やや劣る	優れる
嚙み心地・違和感		劣る	優れる
周りの歯への影響		大きい	大きい（両隣の歯を削る）
お手入れに関する注意点		毎日取り外して洗浄する必要がある	固定式のため丁寧なセルフケアが求められる

入れ歯やブリッジのメリット・デメリットをご紹介します。

入れ歯もブリッジも、長く使用するため、お口の健康を長く維持するためには、丁寧なお手入れが欠かせません。
なお、入れ歯もブリッジも人工物ですが、天然歯と同じように、強く擦ると傷つき、汚れが溜まりやすくなります。ご自身の歯だと思って、優しく丁寧に磨いてあげてください。

※洗う際、研磨剤が入っている歯みがき剤は細かいキズができるので使用しないで下さい。
※入れ歯用ブラシ・洗剤をご使用下さい。
※お湯で洗うと変形の原因になりますのでお水で洗って下さい。

毎食後、取り外して洗浄します。
流水にあてながら、歯ブラシを優しく当てて汚れを落とします。部分入れ歯の金属のバネのまわりは、特に汚れが溜まりやすくなっています。
落としたときに破損しないように、水を張った洗面器の上で洗浄するとよいでしょう。
きれいに洗えたら、お口に戻します。

食後と同じように洗浄した後、入れ歯洗浄剤を溶かした水に浸けます。
入れ歯洗浄剤は、できるだけ毎日使用するようにしてください。

ブリッジは固定式ですので、他のご自身の歯と同じようにして磨けます。
ブリッジと歯茎の境目・隙間は汚れが溜まりやすくなっていますので、歯ブラシや歯間ブラシを差しこむようにして磨いてください。

当院では、保険の入れ歯に加え、自費の金属床義歯もご用意しております。