ワイヤー矯正とは?歯が動く仕組みや治療期間
ワイヤー矯正とは、歯面に直接矯正装置を取り付けて行う矯正治療です。矯正装置は、歯面に取り付けるブラケットと、そのブラケットに通すワイヤーで構成されています。ブラケットとワイヤーで歯に適度な力をかけ、少しずつ歯を移動させていきます。
最大の特徴は、その適応の幅広さです。ほとんどの症例において、治療が可能です。そのため、今でも矯正治療を行う際の有力な選択肢の1つとして活躍しています。
一方で、その見た目を気にされる方も少なくありません。
治療期間は症例によって異なりますが、1年半~2年半ほどが目安です。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違い
ワイヤー矯正とマウスピース矯正には、以下のような違いがあります。
治療の選択にお役立てください。
ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 | |
費用 | 836,000円 | 80~90万円 |
見た目 | 歯を見せたときに目立つ(表側矯正の場合) | ほとんど目立たない |
痛み | 装着直後、調整直後は痛む | 少ない |
治療期間 | 半年~2年半 | 半年~2年半 |
食事 | 装着したまま食べられる反面、食べ物が詰まりやすい | 必ず取り外す。反面、食べ物が装置に詰まる心配がない |
お手入れ | 固定式のため、装置のまわりは特に念入りな歯磨きが必要 | 取り外して洗浄。歯磨きはこれまでと同じように行う |
通院ペース | 1カ月に1回 | 1~3ヵ月に1回 |
ワイヤー矯正の種類
表側矯正
当院のワイヤー矯正では表側矯正のみ採用しています。
表側矯正はブラケットとワイヤーを、歯の表側に取り付けます。
矯正治療を行う多くの歯科医院で採用されている方法です。舌が装置に触れないため、発音への影響はほとんどありません。
ワイヤー矯正の中でも、もっとも適応範囲の広い装置と言えるでしょう。
当院で行うワイヤー矯正治療の流れ
1ご予約
まずはお電話でご予約ください。
2問診・精密検査・カウンセリング
歯並びについてのお悩みをお伺いした上で、口腔内写真の撮影、願望写真、型取り、CT・セファロレントゲン撮影などを行います。
また、検査結果、患者様のご希望に基づいて、どのような治療法が適しているのかを検討していきます。
3診断
検査結果をもとに、診断します。
治療内容にご同意いただけましたら、実際の治療へと進みます。
4クリーニング
治療期間中の虫歯・歯周病をできる限り回避するため、クリーニングを行い、お口の中を清潔な状態にします。
※虫歯・歯周病がある場合には、先にその治療が必要になります。
5セパレーション
前歯から数えて6番目の歯にバンドを装着するため、歯間に小さいゴムを挟み、隙間をつくります。
※この隙間は、のちの工程で歯を動かしていくことで解消されます
6バンド装着
6番目の歯にバンドを装着します。
ワイヤー矯正では、基本的にこの6番目の歯を基点として歯を動かしていきます。
7ブラケット装着
歯面にブラケットという装置を取り付け、そこにワイヤーを通します。
ここから、少しずつ歯が移動していきます。
8調整
装置の調整は、歯科医院で行う必要があるため、定期的(1ヵ月に1回程度)ご来院いただきます。
9保定期間
治療が終われば、保定期間へと移行します。
保定装置を使用して、歯の後戻りを防ぐための大切な期間です。
保定期間は、治療にかかった期間と同じ長さが必要になります。
料金案内
ワイヤー矯正 | 部分矯正 | ¥170,000~230,000 |
---|---|---|
成人矯正 | ¥836,000 | |
リンガル矯正(裏側) | ¥1,107,000 |